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医院ブログ

2025.02.17

良い入れ歯使用者は死亡リスクが低い!?

皆さんこんにちは。
千葉県市川市にある三浦歯科医院の院長の三浦靖です。
いきなりですが入れ歯を入れているか入れていないかで、全身の健康にどれほど影響を与えるかご存じですか。
近年の研究により、適切に入れ歯を使用することが高齢者の健康維持に重要な役割を果たすことが明らかになりました。
大阪大学大学院歯学研究科の研究グループによる大規模調査では、奥歯の噛み合わせが悪い人ほど死亡リスクが高まり、特に適切でない入れ歯を使用している人や入れ歯を使用していない人の死亡リスクが最大1.8倍に上ることが判明しました。
今回は入れ歯と全身の健康のお話をしていこうと思います。

噛み合わせと死亡リスクの関係

この研究は、大阪府の後期高齢者186,893人を対象に、平均3.2年間の追跡調査を行った研究です。
その結果、奥歯の噛み合わせが悪化するにつれて死亡リスクが高くなることが分かりました。
特に、入れ歯の適合が悪い場合や入れ歯を使用していない場合には、そのリスクがさらに高まるという結果が得られました。

アイヒナーの分類と呼ばれる噛み合わせの安定や支持力などによる分類に基づく分析では、奥歯の噛み合わせが少ないグループにおいて、適合の良い入れ歯を使用している人の死亡リスクは適合が悪い入れ歯を使用している人や入れ歯を使用していない人よりも低いことが確認されました。

入れ歯の適切な使用が健康維持に不可欠

この研究から明らかになったのは、歯を失ったとしても、適切に入れ歯を使用することで健康を維持できるということです。
以下のポイントが特に重要です。

1. 噛み合わせを維持することが重要
噛み合わせが悪化すると、咀嚼機能の低下により栄養摂取が困難になります。
また、噛む回数の減少は認知機能の低下や筋力低下にも影響を及ぼします。

2. 適合の良い入れ歯を使用することが鍵
研究では、適合の悪い入れ歯を使用している人や入れ歯を使用していない人は、適合の良い入れ歯を使用している人よりも死亡リスクが高いことが示されました。
適切にフィットした入れ歯を使用することで、食事の質が向上し、健康維持に寄与します。

3. 定期的な歯科検診が必要
入れ歯の状態を維持するためには、定期的な歯科検診が欠かせません。
噛み合わせの調整や入れ歯のメンテナンスを行うことで、長期間にわたって快適に使用することができます。

健康寿命を延ばすために

高齢者の健康を支えるためには、適切な噛み合わせを維持することが不可欠です。
歯を失ってしまった場合でも、入れ歯を適切に使用することで健康寿命を延ばすことが可能です。
当院では、患者様が快適に入れ歯を使用できるよう、適合の確認や調整を丁寧に行っています。
また自由診療になりますがインプラントとほぼ同等な咬合力を持ち、周りの歯も守ってくれるミラクルデンチャーもご用意しています。
「口は健康の入り口」と言われるように、口腔の健康は全身の健康に直結しています。
噛み合わせや入れ歯の状態を定期的にチェックすることで、正しく健康な噛み合わせを手に入れることができます。
入れ歯に関して気になることがございましたら、お気軽にスタッフまでお声掛けください。
笑顔で皆様をお待ちしております。

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